修士〜博士〜研究職で使ったオンライン英会話の個人的評価

2021年アカリクアドベントカレンダー参加に合わせて更新しています。

こんにちは!オンライン海外学会をenjoyしているdrywettyです!でもやっぱり現地に行って空気感を楽しみたいですね…。さて、今回は以前書いた英語勉強法の中でさらに詳しく紹介する予定だったオンライン英会話について、各サービスの特徴と個人的な評価を紹介したいと思います。(レッスン回数・形態や料金は2021年11月現在のものに合わせて書いています。)

まず、私が利用してきたオンライン英会話の変遷はこちらです。

修士:レアジョブ

博士:レアジョブ、QQイングリッシュ、DMM英会話

社会人:DMM英会話、アルクオンライン英会話

これらの合計4つのオンライン英会話について特徴や個人的な評価を紹介します。

レアジョブ

レアジョブは格安オンライン英会話の先駆けで現在はシェアNo.1のオンライン英会話です。講師はフィリピンがメインです。月額6380円のコースは毎日レッスンすれば1レッスンあたり206円と安いのですが、私は毎日は無理だったので月8回(4620円)のコースを気が向いたときに受講することで続けられていました。


レアジョブのおすすめポイントは講師の情報と日常会話の教材です。レアジョブでは講師を大学の専攻で検索することができるため、なるべく自分の専門に近い講師を選ぶことで話も弾みますし、自分の専門に近い言葉も学ぶことができます。もう一つのおすすめポイントである日常会話の教材はレアジョブ独自のデイリー・ウィークリーニュースです。私はレアジョブでは基本的にディスカッションのレッスンを受けていました。その際に使えるレアジョブのニュースは25分のレッスンにちょうど良い分量で、様々なカテゴリがあり楽しみながら続けることができました。私は”Health”や”Science”のカテゴリのニュースを題材にしてもらうことが多かったです。

レアジョブで残念に感じた点は講師のクオリティのばらつきが大きい点でした。他のオンライン英会話でも当てはまると思いますが、レアジョブとDMM英会話は講師による質の違いが大きいと思います。自分に合った先生が見つかると問題ありませんが、見つかるまでは合わない先生とのレッスンも必要になります。(それはそれで楽しめると良いのですが。)私が受けたときに残念だった講師は、朝の準備中だったのか、家族の声がたくさん入ってきて講師の声が聞きにくいことがありました。一方で、気に入った先生が見つかれば安い料金で満足したレッスンを受けられます。レアジョブの講師と話すのが夜の楽しみになり、「セブに遊びに行くよ!」なんて話もしていました。結局叶ってはいませんが、いつか行ってみたいです。

QQイングリッシュ

QQイングリッシュは安価なレッスン料にも関わらず、英会話力の効率的な向上が期待できるカランメソッドによるレッスンを受けられることが売りのオンライン英会話です。講師はレアジョブと同じくフィリピンの方が多いです。カランメソッドとは、あるイラストや文章に対して講師が2回繰り返した質問に対して決められた文法で瞬時に答えていくことで、英会話の文法が身につくとともに、英語の質問に対して回答する瞬発力が鍛えられる手法です。QQイングリッシュのレッスンはポイント制で、私はこちらも月8回コース(4380円)を受講していました。集中してたくさん取り組みたいときは月16回コース(7348円)も利用していました。安価にカランメソッドを受けられるサービスとしてありがたかったです。

QQイングリッシュのおすすめポイントは当然カランメソッドによるレッスンです。カランメソッドがおすすめな理由として、反射的に回答を繰り返すレッスンなので、研究や仕事などで疲れて帰ってきたとしてもレッスン中はあまり深く考えずに英会話の練習ができることです。通常の英会話だと講師に伝わるように自分の意見を考えながら文法などを考えなくてはなりませんが、カランメソッドはそもそも答える内容が決まっていて、英語で答えるお作法を身に刻み込める方法になっています。また、QQイングリッシュのカランメソッドのレッスンは復習時間を多く割いてくれるので、瞬時に英語で考えて答える能力がより鍛えられたと思います。(人によっては復習時間が多いことはデメリットに感じるかもしれません。)

QQイングリッシュで残念な点はカランメソッドを使う限りはあまり思いつきませんが、強いてあげるとすれば、ある程度英語で答える能力が身に付いてくると、講師と会話したいという気持ちが出てくることです。QQイングリッシュだからカランメソッドをやらないともったいないと思い、私は普通の英会話はレアジョブやDMM英会話を同時に契約して利用していました。今思えばQQイングリッシュで普通の会話レッスンを受ければよかったのですが、自分の気持ち次第だと思います。

DMM英会話

DMM英会話は後発の強みを生かした価格設定と多様な講師陣、英会話勉強アプリの連携などでサービス認知度や講師の質などで業界No.1の声があるオンライン英会話です。私は国際学会に一度参加してから、タイ人、インド人、オーストラリア人など全員のイントネーションの違いに衝撃を受け、もっとフィリピン以外の国の人と英会話の経験を積まねばならないと思い、ニュースのディスカッションなど日常会話を楽しむためのオンライン英会話をDMM英会話に切り替えました。

DMM英会話のおすすめポイントはやはり前述の通り、129カ国以上の講師陣と英会話できる点です。アジア系は少ないですが、レアジョブやQQイングリッシュではなかった国の人たちと会話できるのは貴重な経験でした。また、DMM英会話と契約をすると自動的に英単語勉強アプリであるiKnow!を使えるのもおすすめポイントです。TOEICの勉強のために隙間時間で英単語を学習するのには良いアプリでした。

DMM英会話の残念な点は、個人的に講師の検索がしにくかった点です。レアジョブでは講師の在籍・出身学科が講師一覧で表示されるため、自分の分野に合った講師を探しやすかったのですが、DMM英会話では自分の専攻に合った講師を探すにはキーワード検索をして講師の自己紹介まで見に行かなければわかりません。もう少し講師一覧の表示が改善されると文句がないサービスだと思いました。

アルクオンライン英会話

アルクオンライン英会話は英辞郎 on the WEBやヒアリングマラソンで有名なアルクが運営しているオンライン英会話です。専用トレーニングを積んだアメリカ・イギリスなどの講師のレッスンが受けられることが可能です。社会人になり、社内補助も出るということで、3ヶ月12回コース(28,722円)を受講しました。他のオンライン英会話と異なり月額ではなく買取制で、25分のレッスンを12回までなら24時間いつでも受けられます

アルクオンライン英会話のおすすめポイントとしては、自分で考えて英語で説明する力が鍛えられることと、細かな表現を講師が自然な英語になるように直してくれることです。レアジョブなどの英会話では基本的に英会話になれることに主眼が置かれ、なんとなく通じていればそのままレッスンが進んでいきますが、アルクオンライン英会話では自分が話した内容により適した表現を考えて教えてくれます。レッスンの流れとしては、あるテーマで2分英語で話す→話した英語についてより良い表現を紹介→別のテーマで話す→表現の指摘、を繰り返します。英会話に慣れてきて、自分の英会話の癖のようなものを認識して直すのには良いレッスンだと思いました。

アルクオンライン英会話の残念なポイントとしては、時間や回数の割に他の英会話と比べると価格が高いという点です。ただネイティブ講師やレッスン自体の質は高く、予約もしやすいので、他の英会話では自分に合った講師を見つける労力や、質の高い講師は予約でいっぱいという状況を見ると妥当な価格かもしれません。



まとめ

私が経験したオンライン英会話についてそれぞれの特徴を紹介しました。各英会話には特徴があるので、私としては下記のような使い分けをおすすめします。

日常英会話を楽しむ:レアジョブ(フィリピン)、DMM英会話(多国籍)

カランメソッドで英語に慣れる:QQイングリッシュ

自分の英会話の癖を修正する:アルクオンライン英会話

自分の場合は修士〜博士で続けて海外学会で英語で会話ができるようになり、会社に入ってからは海外の業者や研究者と英語で仕事が進められるようになりました。今回の内容が研究者を目指す人の役に立つと嬉しいです。それでは、みなさん楽しい英会話学習を!

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