こんにちは！英語を話す力、書く力(特に論文）はトレーニングが物を言うと実感しているdrywettyです。読んだり聴いたりは習慣的にできていますが、能動的なリスニング、ライティングも続けないと必要な時に衰えを感じてしまいました。さて、前書いたオンライン英会話の記事では各サービスのおすすめ・改善して欲しいポイントを紹介させていただきました。しかし、前回の記事では各サービスが一体どんな人におすすめかわからないと思ったので、QQイングリッシュで受講できるカランメソッドについてフォーカスして、個人の印象にはなりますが詳細を紹介させていただきます。
カランメソッドとは？
カランメソッドとは、あるイラストや文章に対して講師が2回繰り返した質問に対して決められた文法で瞬時に答えていくことをトレーニングのように繰り返すことで、英会話の文法が身につくとともに、英語の質問に対して回答する瞬発力が鍛えられる手法です。
ステージが1〜12までありますが、私はステージ4まで受講しました。各ステージが終わるごとにステージ1からの復習があり、基礎をみっちりと叩き込まれます。ステージ2の総復習を終えたあたりで、英語で聞かれて英語で答える瞬発力がかなり上がったと感じました。
詳しくはQQイングリッシュのカランメソッドのページが詳しくまとまっていますので参考にしてください。
カランメソッドがおすすめな人
私が考えるカランメソッドがおすすめな人は以下の通りです。
- 英語の読み書きは受験レベルでできるけど、英会話でとっさに英語が出てこない人
- 英会話力を鍛えたいけど、自分の話を語れるほど英会話力や語彙がない人
- 英会話のトレーニングをしたいけど、自分で話題を考えるのが面倒な人
順に詳しく説明します。
英会話でとっさに英語が出てこない人
英語で質問をされた時に瞬時に答えられない人は、以下のような思考で答えようとしているのではないでしょうか。
英語の質問 → 日本語の質問 → 日本語の応答 → 英語の応答
私が当初答えられないのはこのような思考が原因でしたが、英語ですぐに答えるには以下のような思考に切り替える必要があります。
英語の質問を英語のまま理解 → 英語で考えて英語で応答
この考えは中学の英語の先生からの受け売りなので、英語学習の真理だと考えています。日本人なんだから無理だよ！と考えるかもしれませんが、英語で考えて英語で答える状態に近づけることはトレーニングで可能です。
ネイティブではないので当然完璧に英語で思考して応答することは難しいですが、なんとか近づけたいと考えたときに、とっさに英語で答える練習をひたすら繰り返すカランメソッドは非常に良いトレーニングになると思い、私はQQイングリッシュでカランメソッドを受講しました。初めは日本語に変換する思考が入ってきますが、復習を重ねることで徐々に英語で考えて答える感覚が身についてきました。
自分で話題を考えるのが面倒な人
カランメソッドがおすすめな理由でもあげましたが、反射的に回答を繰り返すレッスンなので、研究や仕事などで疲れて帰ってきたとしてもレッスン中はあまり深く考えずに英会話の練習ができます。通常の英会話だと講師に伝わるように、自分の意見を考えながら文法などを考えなくてはなりませんが、カランメソッドはそもそも答える内容が決まっていて、英語で答えるお作法を身に刻み込める方法になっています。また、QQイングリッシュのカランメソッドのレッスンは復習時間を多く割いてくれるので、瞬時に英語で考えて答える能力がより鍛えられたと思います。具体的には、レッスンの初めに前回のレッスンで学んだ表現は全て繰り返して、レッスンのステージが上がるたびにレッスン1から全ての会話を復習するそう復習を行います。人によっては復習時間が長いことがデメリットに感じるかもしれませんが、私の場合は徹底的な復習を行うことで英語で瞬時に応える力が身についたと思います。
自分の話を語れるほど英会話力や語彙がない人
カランメソッドでのトレーニングは語彙力強化にも繋がります。オンライン英会話をなんとなく初めて見たけど、話す内容が日本語では思いつくけどうまく英語が浮かんで来ないことがありませんか。私は浮かんでこないことが初め多くあり、特に論文英語以外の普通の会話がうまくできず困っていました。カランメソッドでは中学校で学んだ単語を含め、ステージが進むにつれて徐々に使う単語の種類が増えていくとともに、副詞や前置詞を会話の中で正しく使えるようになってきました。正しい文法の会話をひたすら繰り返すことによって、英会話のニュアンスが身について、自分の頭に浮かんだイメージを英語で説明しやすくなったと考えています。
カランメソッドがおすすめではない人
逆にカランメソッドがおすすめでない人も紹介していきます。
既にある程度英会話ができている人
英会話がある程度できている人がカランメソッドを始めると、ステージ1の英語が簡単すぎてレッスンが単調に感じてしまい、レッスン自体がつまらないかもしれません。それでは、途中のステージから始めれば良いと感じるかもしれませんが、カランメソッドは基本的に全ての人がステージ1から始めることが前提となっています。既にある程度英会話ができている人は、自分の英語を使いたいシチュエーションに合ったレッスンを受けられるオンライン英会話を選んだ方が良いかもしれません。Twitterで紹介いただいたCamblyはレッスンテーマが豊富で最近気になっています。
英会話力の向上に即効性を求めている人
3ヶ月後の会議までに英語力を上げなくてはならない！という英会話力を大急ぎで上げなくてはいけないような人は向いていません。カランメソッドの売りに、「通常の4倍速で英会話が身につく」とありますが、英会話がある程度自由にできるようになるまでの速さが4倍と言うだけで、すぐ先の未来のイベントのために始めたとしても、かなり基礎的な英会話の練習しかできません。すぐに有効な表現を学びたい人も前項と同様に、シチュエーションに合ったレッスンを受講した方が良いです。
最後に
今回はカランメソッドがおすすめな人、おすすめではない人を紹介しました。私は博士課程の時にQQイングリッシュのカランメソッドを見つけて始めましたが、研究者を目指すのであれば学部生の時に始められると、研究室所属までに基本的な英会話力が身についてベストなのではないでしょうか。宣伝にはなってしまいますが、QQイングリッシュは安価でカランメソッドで学習できるオンライン会話なので、金銭的に苦しい学部生にもおすすめです。一方で、博士課程から始めても現在海外研究者とディスカッションできていますので、いつ始めても遅すぎることはないと思います！それでは、みなさん継続的に英会話を楽しみましょう！
